税理士がざっくばらんに語る「名古屋の税理士が語る!」動画です。「経営ブレーンとしての税理士」シリーズ第2弾。
この回のテーマは「経営者が従業員になってしまっていませんか?」です。
経営者が現場に入って一緒に作業する…一見するとそれはいい職場のように見えますが、経営者は現場に入ることが仕事ではありません。その間、会社の舵取りは誰がするのでしょう。会社はどこに向かってしまうのでしょう。
「経営屋」にならなくては───
経営者には「経営屋」になってもらいたいんです。経営者は現場に入ることが仕事じゃないんですね。経営者がやらなきゃいけないのは、尻拭いの部分なんですよ。雑仕事ですよね。
どうしても手が足りないからやる、ならいいんです。そうじゃなくて率先して現場に入るようではいけないという話なんです。
現場が第一 経営が二の次に───
経営者が率先して現場に入るようになると、経営のことって二の次になるんですよ。
経営、それは人、モノ、お金、情報をきちんと把握するのが仕事です。それをいかにして回していくか、あるいは進めていくか、会社の経営方針をどのような方向性に向かうか舵をとることが仕事なんです。
営業マンで一線でやってきて、経営者になってからも一線でやる、それはよくないと思うんです。
例えば製造業で、経営者が「俺は職人だから」と、でも職人だとしても「経営屋」のほうも二足のわらじでやらなきゃいけないんですよ。
立ち位置が大切───
好きだからって、経営者が現場に入っていたら従業員は「大丈夫かしら」って思いますよね。和気あいあいと意味が違うんですよ。みんなと一緒に汗水垂らして気持ち良かったねって、それは経営者じゃないんですよ。
いいんですよ。経営者としての仕事をちゃんとしたうえで、現場に入るのはいいんですよ
でも、現場のほうが好きだから、それは私はもう剥がしますよ。好きでそれが仕事だと思ってるんですよ。
従業員ができることをやってはいけない───
そして、経営者として考えなければいけないことを、考えないようにしちゃうんですね。ちょっと現実逃避な部分があるんですよ。
「その仕事、他の人はできないの?」って言いますね。
本当にその仕事・現場が好きなら…
仕事が好き、現場が好きという気持ちはわかりますが、その現場を守ること、伸ばすことが経営者の「経営屋」としての仕事ということなのですね。
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