社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「DAO・分散型自律組織」
従来型の組織は、トップが意思決定を行い利益も集中していましたが、DAOはコミュニティで合意形成を行い、貢献したメンバーにインセンティブが与えられる仕組みです。
DAO・分散型自律組織が社会に与える影響に、企業はどう向き合えば良いのでしょうか?
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でDAO・分散型自律組織について語っています。
クリエーター自身が収益を得ることができる──
DAOのプラットフォーム事例を見ても、収益のあり方ですよね。これまでのWeb2.0ではプラットフォーマーが収益を得るかたちがメインだったですよね。それが記事を書くライターだったり、曲を発表するアーティストだったりが、ほぼその収益をとれるようになるというところがこれまでと全然違うところですよね。
分散型で運営は成り立つのか?───
分散型であっても、そこにニーズがあるから進んでいくという話になっちゃうとは思うんだけれどもね。記事だったり曲だったり、クリエーターの成果物には価値を見出しやすいからね。だから成り立っているという感じはありますよね。
会社に例えれば経営者のいない株主だけの存在のよう───
実業としてDAOを導入したときに、誰が責任をとるのかとなった時に、誰も責任はとらないですよね。会社の不祥事に対して株主が責任をとらないのと一緒ですよ。だから従来型の組織の中の一部としてDAOの組織が入ってるとかじゃないと難しいんじゃないですかね。
インフラのひとつの形として考えるしかないのでは───
リアルの世界に落とし込むには、インフラ的な使い方じゃないと難しいと思うんですよね。DAOの組織って。誰もが使う、誰もが共有する、誰もが興味を持つっていうところに広げていかないと、お金の落としどころがなくなってしまいますからね。
Web3.0のブロックチェーンという形を活用した資金調達方法として考えたほうが良いのかもしれませんね。
組織体としてはアナログで考えると、DAOのようなもの昔からあるわけで、組織の一部分、スタートアップとして活用するという視点はあり得るかもしれませんね。
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