社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「横行する給付金詐欺」
新型コロナウイルスによって売上が落ち込んだ事業者などを支援する「持続化給付金」の受給をめぐって多くの不正受給者が逮捕されました。
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中で、給付金詐欺について語っています。
どういう詐欺だったのか───
「個人事業主で100万円、個人にしてみたら大きな金額ですからね。何か月分の…って話になりますからね。お金を使うことが目的じゃないですからね。事業を維持するためのお金ですからね。それを大学生が事業もしていないのに、詐欺でというのは非常識すぎるし、コロナ禍で影響を受けているなかで、質として悪い。」
なぜ横行したのか───
「会社を維持させるために、出したお金だから、なるべく弊害を少なくして、早く出してあげようっていう国の部分を、『簡単に通るんだから俺らが出しても通るんじゃね?』みたいね軽いノリですよね。」
どういう手口?何が原因?
「今回のコロナの持続化給付金って、飲食店の人たちにも瞬速で出してると思うんですよ。そういう意味で言うと、(制度設計とかをしっかりする前に)瞬速での入金が無いと困る人たちがいたから。」
「仮想の売上をたてて、仮想の経費をたてて、修正申告をしてそこから給付金の申請をしたということだと思うんですよ。税金は納めない(けど給付金はもらう)みたいな話だと思うから、悪質以外の何物でもない。」
普段は起きない───
「これ本当に早かったですからね、届け出を出して1週間か10日くらいで入金ですから。イレギュラー中のイレギュラー、ほか(の助成金や補助金)では出来ない。そのあとの調査もありますからね。」
今回の「持続化給付金」については、とにかくスピーディに展開しなければならないということから、簡易な申請であったことで多くの人が助かったという側面は大きかったのではないでしょうか。
その一方で詐欺も横行してしまった。制度設計的にも同様のことは起きにくいとは考えられますが、不正受給をしっかりと精査して対応することが、今後また同様のことが万が一起きた際の抑止にもなるでしょうし、不正は通らないという規範を改めて周知できるということもありますね。
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