社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「人気コンテンツの海賊版商品」
アニメやゲームなどの人気キャラクターが描かれた「商品」を、権利者の許諾を得ずに販売したとして逮捕されるケースが見受けられます。正規品だと思って買った生地を加工して商品を自ら作ったとしてもそれは「海賊版」になってしまいます。
ブランドものでも同様のことが起きていますが…、ネット上ではその「模倣」がビジネスとなっているケースもあります。どう向き合ったら良いのでしょうか。
当事務所の税理士・原辰彦は番組の中で、海賊版製品について語っています。
商売であれば意識は変わるはず───
「難しいところですよね。例えば中国の話だって、ドラえもんだったりミッキーマウスだったりって、バンバンやってるじゃないですか。そう考えると、そこの国から仕入れるっていう認識(自体の意識)の低さ。」
ジョーク商品なら許されるのか───
「ブランドの模倣品も、冗談だからって言いながらやってるって話? 『冗談!』『ごめんごめん!』って言ってるのと変わらないって話じゃん。(冗談だから許されるものではない)でも需要があるから、売れちゃいますもんね。」
「(最初から)偽物だよって……(売る)。それ、本当に悪意の塊でしょ。偽物だからいいのか? って言うと、商標の問題がどうしても出てきますよね。その形を使ってるわけですもんね。」
どうしたら減らせるのか───
「話違っちゃうかもしれないんですけど、一時期政府がマスクの転売禁止を出したじゃないですか。ああいう感じでいけるんだったら多分減らせるんでしょうね。でも、そこまでやれるの? って話はありますよね。」
すべてアウトにしたほうがわかりやすい?
「一般の考え方だったら許せないでしょ。自分がオリジナルで一生懸命考えて作ったデザイン……。それこそデザイナーとしてって考えて。安くそこら辺で売ってたら、「はあ?この金額で売ってんの?」と。『俺の今までの苦労は何なの?』みたいなふうになるのかなと。小さい人間の私は思っちゃうんですよ。」
「(同人誌もグレーで黙認されているけど)同人誌っていっぱい買えないから黙認ってことって、冊数がそんなにないから良いって話ですか?でも自費出版には違いないですもんね。」
完全に「黒」のものはもちろん摘発されるわけですが、グレーゾーンがあるのも事実です。たとえば同人誌の即売であったり、YouTubeやTikTokでも実はグレーなんじゃないの?というものでもまかり通っているケースが見受けられます。
しかもそれが結果として大きな成果につながったり、グレーが大きくなりすぎてホワイトになったりというケースもあるのは、ルールを守っている側から見れば不公平感が拭えません。
すべてをアウトにしてしまうのは、クリエイターやアーティストを生み出す土壌を駆逐する結果にもなりかねません。線引きを明確にすることが重要なのでしょうが、グレーはやっぱりグレーでしかないんですよね。
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