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ファスト映画が人気となった一方で映画を守るにはどうしたら良いのか

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社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「ファスト映画」

少し前に問題となったファスト映画。著作権者に無断で編集した、映画を10分でまとめて紹介する動画をYouTubeに投稿した疑いで逮捕者が。累計被害額は950億円にも上ると推計されました。

当事務所の税理士・原辰彦は番組の中でファスト映画の問題について語っています。

映画を把握できて見た気になれる───

「時間がない人間にとっては、見てしまうでしょうね。しかもその動画の再生回数が多かったら、人気で挙がってくるから自然と見ちゃうよね。それで『こういうストーリーなのね』とわかるからね」

「時間がないところで、要約したものが見られること自体はとても便利」

映画を見るきっかけになることも───

「今、映画って何やってるんだっけ?と探さなくてもその動画でわかるという要素もありましたよね。でも、スクリーンショットと要約でまとめられた10分の動画ではやっぱり映画の空気感みたいなものは伝わらないわけですよ」

「だからそれを見て、見たいなと思う映画を探すという要素もあったことはあったでしょうね」

違法性は無いと思っていた人も多い───

「違法だったと気づいていなかった人も多いのでは。広告収入もそのアップしてる人と同時に、配給会社とかにも入ってるのかなって。広告宣伝効果もあるわけだったし」

需要があることはわかっても───

「これだけ需要があることがわかったのだから、配給会社がファスト映画として1本作って配信してくれれば良いのにと思っちゃうよね」

「著作権という話であれば、もっとYouTube側がしっかりと規制をかけない限りは、どんな分野の著作権違反もいたちごっこが続くと思う」

著作権の問題とネタバレの問題は別の話であるわけですが、最近は結末を知った上で映画を見たいという層も多いという話もあるようです。

これだけ需要があるということがわかったわけですから、何かしらのタイミングでオフィシャルファスト映画を、本来の映画の収益に影響しない形で別途配信作品としてなどで実現できると良いのかもしれませんね。

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