税理士がざっくばらんに語る「名古屋の税理士が語る!」動画です。いただいた質問にお答えするシリーズ、この回のテーマは「複数店舗の経営・部門別会計はどれほど必要?」です。
「複数の店舗を持っています。よく、部門別会計を導入したほうがいいよと、言われるのですが、実際にはできていません。部門別会計を取り入れてしまうと、現場に過度なプレッシャーを与えることになりませんか?」
店舗ごとの資金繰りを考えて───
たとえば、店舗が3つあったとして3店舗ともきちんと利益が出せているのかどうかを見る必要があるから、部門別会計にするんですよね。
これが借入をして店舗を建てましただと、さらに店舗ごとにお金が間に合っているのかどうか、資金繰りを管理する必要があるんですよね。
店舗ごとの売上の波を見るには───
一例として、1,000万円を借りて新しい店舗を出しました、毎月その分の返済がありますよね。その返済分を店舗の利益で賄えているのかどうかはすごく大事なところですよね。
3月から5月はAという店舗がよく売れますよと、6月・7月はBという店舗の利益が出ますよと、一方でその間のAは赤字になります…といったことが見えていないと、Aで生まれた利益がどこに流れたの?ということになりますよね。
なぜか儲からないになってしまう───
会社としては全体でひとつですから、トータルでたとえば1年間見てみたら黒字でしたよと。じゃあ月ごとでそれが見えているかどうか、それはすごく大事なことで、事業を継続していく上で肝になる部分なので、そこをないがしろにしちゃうと、お金だけがどんどん出て行ってしまって、「なぜか儲かっていない」という印象になってしまうんですよね。
見直すためにも部門ごとの数字が必要───
店舗にアルバイトを配置する場合も、アルバイトの人を入れ過ぎているだとか、従業員の配置が適正かどうか、そういったことも個別に見直さないといけませんよね。
無駄な出費にならないようにする。必要な売上に対して必要な仕入れをする、そういったことを考えるためには部門別会計を出さないとできませんよね。
部門別会計は重要
それぞれの店舗で利益を出せるか、資金を残せるか、それが部門別会計をしなければまったく見えてこないということですね。
店舗に限らず、複数の事業を行っている製造業、少量多品種といったケースでもそれぞれを見ないと評価も対策もできないということになりますね。
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