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関東・中部・関西をひとつの街にすることで新たな成長を…そのために

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社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「スーパー・メガリージョン構想」

国土交通省がスーパー・メガリージョン構想の最終取りまとめを公開しました。2027年にリニアが開通し、関東、中部、関西の三大都市圏が約1時間で結ばれ、新たなイノベーションを起こしていく計画がスーパー・メガリージョン構想です。

人口減少が続く日本の経済発展と社会的課題の解決を一体的に達成し、これからの時代にふさわしい新たな成長の実現を目指していくものです。

当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でスーパー・メガリージョンをいかにして成功させるかについて語っています。

東京から大阪までが通勤圏内に───

わかりやすく言いますと、人間の通勤時間は1時間半が限界だとよく言われるんですけれども、これが関東から関西まで1時間ちょっとで行けるとなれば、全部通勤圏内になるんです。となると、地下鉄と変わらない感覚で勤務できるわけですよね。

関東・中部・関西がひとつの都市に───

大阪まで開通すれば、リニアが通っている場所ならどこでも勤務できるわけだから、東京から大阪までの6,500万人が住んでいる地域がひとつの都市であるという認識になるわけです。

そのなかで、地域でいうと長野もあれば、名古屋もあれば、大阪もあると。それぞれ住む地域によって土壌が違うわけじゃないですか。

関東は土地が高いという話になっていたのが、不動産の魅力も変わってくるし、人の動きが情報の伝達と同じようになってくるんですね。

ワーケーションの幅が広がる───

住むエリアも働くエリアも広がることで、ビジネスとしてもうまみは何かというと、テレワークもあるんだけれども、そうじゃなくても「ここに住んでいないといけない」ということが外れてくるのが魅力だと思うんですよ。

「巨大なひとつの都市である」というイメージ───

今はまだ認識として低いと思うんですよ。でもたとえばワーケーションで、東京は働く場所、名古屋は住む場所という感覚になったとして、地価だったり不動産の価格で言うとまだ名古屋駅周辺でも安いわけじゃないですか。

そういったことが沿線の駅周辺で同じように起きてくるのではないでしょうか。生活スタイルや土壌は踏まえた上でミックスされた一つの大都市であるということを、どれだけ打ち出せるかでしょうね。

距離や時間の価値観が変わっていくなかで、これまで国土が小さいにもかかわらず、それによって逆に距離の感覚が遠かったものをいかに精神的距離を密接させていくかや、物流をリンクさせていくことができるかが、スーパー・メガリージョン構想の成功の鍵になるのかもしれません。

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