社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「社会問題をはらむClubhouse」
音声SNSに特化した存在としてスタートした「Clubhouse」におけるチャットルームで、差別用語が飛び交うなど一部のユーザーによって過激な方向に進んでしまう危険性。社会問題としてどう捉えたら良いのでしょうか。
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中で社会問題をはらむClubhouseについて語っています。
音声だから問題というわけではない───
「どんなSNSでも(差別は)生まれるんだよねっていうくらいの認識ですよ。人が集まるところに差別が生まれるじゃないけれど、それぞれ価値観違うのだから。そういう話だって出るわねっていう。延長線上かなっていう。問題点は同じじゃない?」
音声だからこその問題はある───
「(アカウントをBANするにしても監視するにしても)録音できないと、過去どうだったって話にならない。その場で判断しなきゃいけない。仲介者であったり、監督者がいる状況じゃないと、監視は成り立たないようなものなんだろうなと思うわけですよ。客観的に見る状況の人がいない中で、誰が判断するの?って。やっているユーザーが判断するしかない。」
プラットフォーム自体はプラスな存在では───
「(音声SNSは)活用のしかたによってプラスに働くものでしかないと思っているんです。差別発言とかの部分がポンと出てくるのはあるんだけど、対話って部分を前面に押し出してやってるわけですよ。しかもその対話っていうのが、教えたい人教えてもらいたい人、もそうだし、伝えたい人聴きたい人、っていう部分だったりがあるので、そこがマッチしやすい。」
「しかも招待されないとそこに入れないので、限定感も出るんですよね。ここに入りたいっていうニーズがどんどん強くなれば、使う人はどんどん増えるわけですよ。そうすると活用はどんどん進むわけですよね。価値観もどんどん増えていくので、その広がりも、話の内容もずっと広がっていくから、今後はビジネスとして使える要素が、強いだろうなと思って。まだ自分たちの価値観というものを表に出せない人たちがどう伝えていくかに、とても良いものと思うのですよね。」
個人ではなくコミュニティ───
「個人ではなくコミュニティでやってるというのが前提。本来ならば。これが問題なんだって指すのも、本当は良くないんじゃないかって思うんですよ。発言の自由が無くなっちゃうじゃないですか。だってそういう人たちだけで話して良い場というのが本来の姿ですよね」
今では音声でつながるSNSはClubhouseだけではなくなりました。このとき原は「ただ、国際的な視点で見ると、Clubhouseの在り方自体がこれから変わってくるかもしれない」と話していたのですが、時の流れは加速度を増していて、少し前に問題だったことが今では過去の話になることもありますが、根底にある本質はどんなプラットフォームでも変わらないという側面もありますよね。
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