社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「withコロナ時代に生きる企業」
新たな感染症によって世界は大きく変わりました。それは世界という大きな括りだけではなく、私たちの生活、消費活動にまで影響を及ぼし、企業活動もままならない業種も多く見受けられます。
なかには、これまでずっと歩んできたその企業のスタイルを一変させ、大展開を図るところもでてきました。それは中小企業、大企業問わずです。
いつかこの新型コロナという感染症が「収束」「終息」を迎えたとしても、その先にある世界は「コロナ前」とは全く違ったものとなるでしょう。アフターコロナを見据えなければなりません。
しかし、アフターコロナがいつになるのかはまだまだ見通しが立ちません。その長い道のりの前に息切れをするわけにはいきません。「withコロナ」をどう生き抜くためには企業はどうしたら良いのでしょうか。
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でその見通しを解説しています。
大手チェーンが居酒屋を焼肉店に、その意味は───
「業態変更というのが主語になってくると思います。サラリーマンに向けてという形でやっていた業態を、ファミリー層に向けて業態を変換したと。大人数が集まるっていう部分が、いま、例えばコロナが怖いってイメージから、ファミリーなら来ても大丈夫だよね、安心だよねっていう形に変えようとした。ここの部分で、他の業態もそうなんですけど、ターゲット層を変えるっていうのはどんどん進んでいく。」
「(次の時代に)対応出来るか出来ないかってところが、問題点だと思いますね。今のままで続けられる業態とそうじゃない業態っていうのが、ここから進んでいくと思いますね。」
コロナ前にはこういった動きは無かった?
「そんなに過度にはなかったんじゃないですか。どちらかというと、今までは新しいものを新しいものへ。じゃあ今までなかったものを出していこうっていう。それが、いっぺん考え直してみようか、自分達が狙ってるターゲット層って何か、どこが一番自分たちにとって旨味のある層なのか、お金を落としてくれる層なのかっていうのを、考え直す部分だから。」
業態を転換するに当たって課題は───
「本来のニーズは何か…っていう部分を見直さなきゃいけないってところが問題点ですね。今までOKだったものがOKじゃなくなった。じゃあどうするか、どう対応するのか。結局、対応力の問題。企業それぞれの対応力の問題が問われているって形になります。」
これまでの蓄積をゼロにしてでもやるべきなのか───
「○○すべきとか、○○であるべきだみたいな話を、考えちゃダメなんだっていう世の中になってると思うんですよ。だから今までの固定概念、うちはこういう風にやってきたからさ、っていうのは…、それはあなたの都合でしょ? って。お客さんはそう思ってないんじゃないの? っていうのを、いっぺんに突きつけられている。」
新型コロナは企業に様々なものを突き付けてきたわけですが、ある意味「強制的にチャレンジをさせられる状況」ともいえるのではないでしょうか。
これまで惰性でなんとかなってきたものに変革が求められている。でもそれはいつかしなければならなかったこと。チャレンジを迫られているのだから、トライアルするしかない。動かないこと、これまでと同じことを追求すること、変わらないことが、withコロナ時代の一番大きなリスクなのかもしれません。
👇全編ご覧になりたい方はこちら