社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「アントレプレナーシップ」
アントレプレナーシップとは、起業家精神であったり、変化の中に機会を発見し事業を成功させる行動体系であったり、経営資源を超越して機会を追求する姿勢だったりと、様々な定義があります。社員のアントレプレナーシップを育てるにはどうしたら良いのでしょうか。
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でアントレプレナーシップについて語っています。
大企業勤めだから動きにくいというわけでは…───
大企業に限らず、中小企業で働く方々の気質も同じようなカタチになっているんですよね。中小企業に勤めているから起業家精神やチャレンジ精神を持っているかというとそういうわけではないんですよね。安定志向が強いということが背景にあるのかなと思いますね。
高度経済成長からバブルまでは…───
金融面では、昔のほうが護送船団方式で「国が金融機関を守る」という体制が強かったですよね。一方で、国内市場も世界の市場も物を作れば売れるという状況だったので、みんながずっと上がっていっていたところがありました。
バブル崩壊後の起業マインド───
ところがバブルが崩壊すると、「頑張れば成果が出る」というところが見えなくなって、世界競争力が落ちていくわけですよね。そこに金融機関も合わせて、落ちていく市場に合わせることになるので、ファイナンスのかけ方が変わってきますよね。起業する人を応援するという姿勢はあってもですね。
バブル崩壊で、「貸しても返ってこない」ことが起きて、ブレーキがかかるようになったのは一つ障壁でしょうね。大きな融資の枠にはなりにくくなりましたよね。
トライと継続してこその起業家精神では───
大事なのはトライすることですよね。失敗を経験しても、それを踏まえてこうやろうと発想を変えることができるか。イノベーションや、こう変えたいと思った時にそれが当然、市場とマッチしていないだけなんですよね。じゃあどうするかそれを考え続けることじゃないですかね。
実際に起業をさせるということではなく、企業内でそういう考え方を持つためには、自らの安定志向を外したところで考える必要があり、そのために何かしら反動させる、その先のビジョンを描ける状態、憧れを提示するすることが求められるのかもしれませんね。
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