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生まれてくる人間をデザインできてしまうゲノム編集とどう向き合うか

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社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「ゲノム編集」

中国で科学者がゲノム配列を編集する技術を用いて、受精卵に遺伝子操作をしたデザイナーベビーを世界で初めて誕生させていたことが明るみに出ました。

ゲノム編集市場は2022年に5,900億円、2030年には1兆2,000億円に達すると予測されています。人工のDNA切断システムを利用して正確に遺伝子を改変するバイオテクノロジーであるゲノム編集。政府機関による資金提供も増加。市場の成長を刺激しています。

当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でゲノム編集について語っています。

倫理的な部分と既に実現している部分───

「遺伝子操作で赤ちゃんをデザインできてしまう、それが倫理的にどうなんだという話ですよね」

「これは食料でいうと、牛とか羊、クローンのも要はゲノムの延長線上にある、それが食材として用いて良いのかどうなのか。遺伝子組み換えの大豆とかも同じ話ではありますよね」

出生率が大きく低下しているなかで───

「日本の出生率って2を大きく切ってますよね。1を切ると種の保存ができなくなるんですね。日本人という民族を残すのであれば、例えばゲノム編集という考え方で、本来は亡くなっていたかもしれない赤ちゃんが存命できる確率が増えるという考え方だったりというと、倫理からは外れてしまうかもしれないけれど、種を残す方向性としてはプラスに考えても良いのかなと思うところもあります」

公表されていないだけで───

「表に出ていない話なだけで実現できているのではないか?知恵があって、技術があって、できるのならもうやってるところある可能性ありますよね?」

「交配させるという話もありますよね。ライオンとタイガーでライガーとか。でも生まれた子どもに生殖能力がなかったんだよね。結局、倫理的にどうなんだという話で無くなったのね。でもゲノム編集ができたら生殖能力のあるライガーが生まれる可能性だってあるわけだよね」

「いつか、ゲノム編集をしたトマトを海外に行ったときに食べているかもしれない」

変えられるのは先天性なものだけ───

「後天的な要素は変わらないですよね。例えば生活習慣とか、その家族と一緒に生活しているから備わった要素は遺伝子どうこうじゃないですよね。人間のなかで先天的な要素がどれだけあるのかと思いますよね。まだそこはわからないわけですよね」

食品などはどんどんゲノム編集されたものが登場するでしょう、それを人間に反映するかどうか。ある病気を回避することができても、一方で別の病気にかかりやすくなってしまう可能性も。

果たして人間にゲノム編集が活用される世の中になるのか、ならないのか。あなたはどう思いますか?

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