税理士がざっくばらんに語る「名古屋の税理士が語る!」動画です。この回のテーマは「個人の開業」について6回シリーズでお話する第6回「運転資金の請求と入金 個人事業のお金の流れ」です。
いざ個人事業主として開業・起業をして「こんなはずじゃなかった」となりがちなのが事業の資金繰りです。お金はどのように流れていくのでしょうか、運転資金とはどういう存在なのでしょうか。解説しています。
資金繰りのこんなはずじゃなかった━━━
「こんなはずじゃなかった」になりがちなのが資金繰りですね。開業してようやく物が売れて売上がたちましたと。それがいつ入金するの?という。でもその間に経費は出ていきますよね。
ましてや、仕入れ先行だったりする場合はなおのことですね。お金が先に出て行って回収がさらに後になるわけですから。
入金タイミングはいつなのか━━━
お金がいつどれだけ必要になるのか。仕入れが先で、入金も後ろにズレるわけですから。いつの時点でお金が無くなってしまうのか。入金が手形だったら、3ヶ月後、半年後だったら…下手したら1年後だったりになるわけです。
手形もすぐに割り引ければ良いですけど、そうとも限りませんよね。ですので手形でもらっちゃいけないですね。言わないといけないです。
節税と資金繰り・お金を手元に━━━
「節税をしないといけない」と言いつつ無駄なものを買ってしまうケースもあります。ですので、まずはどれだけお金を手元に貯めることができるかです。そこから税金を払えば良いのですから。
節税を先に考えるとお金が貯まりません。そう考えると資金繰りと税金は密接につながっているのです。
全部自分でやっていかないといけない━━━
個人事業主は自分で健康保険だったり年金だったりも払っていかなくてはなりません。そういった要素が入ってくると、余計にお金のことが見えなくなってくるんですね。
事業がうまくいっているにもかかわらず、その資金繰りがうまくいかなくなって倒産というのはよくある話です。
開業前に想定を
そういったお金の流れは開業前から想定しておく必要があります。そこはやはり専門家の目があると無いでは大きく違ってくるのではないでしょうか。
そして、個人事業主は個人と事業の境目がありませんから、どれだけ個人でお金がかかるのか、事業でお金がかかるのかをそれぞれ見極めたうえでしっかりと財布をわけておかないと、メリハリの無い資金繰りになってしまいそうですね。
手元に入ってくるお金がすべて自分のお金ではないという点が、雇われる側と事業主の大きな違い、それを理屈として感覚として身につけておかないといけませんね。
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