社会の問題を解決するソリューションを見出すトーク配信番組「アートリーアカデミア」、この回のテーマは「アート思考」
大手広告代理店のプロジェクトチームが、アート思考を習得するワークショッププログラムを開発しました。アート思考を「問題提起力」「想像力」「実現力」「対話力」の4つの力に独自に分類し、この体系に沿ってアート思考を習得していくものです。
アート思考とは、芸術家が感性や創造性を発揮する際の思考のことで、ビジネスにイノベーションを起こす力として注目されています。
アート思考はビジネスにどのような効果をもたらすのでしょうか。
当事務所の名古屋の税理士・原辰彦は番組の中でアート思考について語っています。
より良くするためにはどうしたら良いか?という思考───
私の仕事柄思うのですが、いろんな会社・企業の相談を受けるなかでよくあるのですが、経営者側も従業員側も、ゼロかイチか、「べき論」でお話をされる方が多いんですね。
私がつくった造語なのですが「ベターミックス」という考え方があるんです。何か物事が起きて、そのときに「より良くするためにはどうしたら良い?」というものをいっぱい集めていけば、それがケミストリーとなって良い結果になると思うんですよね。
結果として新しいものが生み出される───
今まで会社としてはこういう体制だったという、それを一度取っ払ってゼロベースになった時に何ができるか。強み・弱みという観点だけじゃなくて、会社が新しいことを進めていくうえでの考え方ですね。
「新しいことをやろう」だと案が出なくても、「よくするためにどうしたら良いのだろう?」だと案が出てくるようになるんです。それに近いんじゃないかな?と思います。
思いつかない考えを思いつくことができるようになるために───
たとえば、ビジネス書に書いてあることを「答え」としてそれをベースに考える人って今すごく多いんですね。ロジカルシンキングもそうだったりするんだけど、別にイノベーションを起こさなくても、まり、もっとこうやれるのにねっていうところの、自分では思いつかないことを考えつくようになると、会社の風土も変えることができると思うんですよね。簡単にはできなことですけれどもね。
どうインプットするかを学び気づく方法も学ぶ───
何かを教えてもらうというよりは、何かを吸収させてもらうというものかもしれませんね。気づき、アハ体験。そのアート思考をコンサルティングされてる人たちは、メンターに近いかたちだと思うんですよ。
ただインプットするのであればAIと変わらないわけで、自分の感性で何に気づけるか、何に感動できるか、それを積み重ねていくことで人はその人らしくかつ新しいものを生み出せるようになる。それがアート思考の先にあるものなのかもしれませんね。
👇全編ご覧になりたい方はこちら